イマドキのお葬式&僧侶派遣ガイド

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ここではお葬式の流れと費用についてご案内します。
お葬式の費用は地域によっても大きく異なり一概に述べることが出来ないのが実情ですが、各機関の調査結果や書籍などを基にして検討した結果です。
@臨終

多くは病院で亡くなります。病院で紹介された葬儀社が来て、遺体安置所などで服装を整えてご遺体を清めてくれます。
病院で紹介される葬儀社は、病院にリベートを払うなど病院側と何らかのつながりがある場合が多いのが一般的です。ご遺族が病院の紹介を断ることも当然できます。「私どもの方であらかじめ決めた葬祭業者がありますので」と申し出れば問題ありません。その場合は速やかに葬儀社に連絡を取らなければなりません。遺体を病院に長時間預けることは難しいからです。
それから近い親戚などに訃報を知らせてください。ご葬儀の日時について質問された場合は「詳しいことが決まりましたら改めて連絡いたします」とお伝えください。
また、病院から死亡診断書を受け取るのを忘れないでください。

A搬送

葬儀社が指定の場所まで遺体を搬送してくれます。一般的には自宅に搬送します。
搬送にかかる料金は搬送距離により異なります。
病院で紹介された葬儀社とは異なる葬儀社に葬儀を依頼したい場合には、ここで精算します。病院紹介の葬儀社の場合は、葬儀を自社で行いたいがために何らかのプレッシャーとなるようなことを言ってきたりする場合もありますが、怯まずに「葬儀に関してはもう少し家族で話し合ってから決めたいので」と申し出てください。
搬送先を自宅ではなくて葬儀場にすることもできます。
自宅に搬送できない場合で、葬儀場もあらかじめ決まっていない場合には、葬儀社に一時的に遺体を預かってもらうことも可能ですが、この場合にはそこから葬儀場までの再搬送費用や遺体安置費用などが加算されます。
通常、搬送費用は最低でも数万円かかります。多くの場合、見積もりをとる時間などはありませんから病院が紹介してくれた葬儀社にそのまま搬送をお願いして、精算の金額を聞いて驚いたということのないようにあらかじめ葬儀社を決めておいた方が葬儀費用を安く抑えることができます。
臨終から搬送完了まで一般的には数時間の間に行われます。

B安置

自宅に安置する場合は、一室に布団を敷いて安置します。白いシーツや掛け布団などがなければ葬儀社が用意してくれます。また、柄物の掛け布団であっても問題はありませんが、その上から白い布を掛けるなどした方がよいでしょう。
葬儀社がドライアイスなどを用意してくれます。数によって費用が異なります。
また葬儀社がお線香や香炉などの整った小さな祭壇を準備してくれます。

C葬儀準備

まずは喪主(もしゅ)を決めます。喪主とは祭祀を執り行う者のことで、遺族の代表者として葬儀を行い、弔問を受けるのが喪主の役割になります。一般的には故人の配偶者や子供、もしくは故人の兄弟が努めます。
葬儀を行うに当たり、様々な準備が必要になります。役所への死亡届や火葬場の予約など、多くの人が初めて経験することばかりのはずです。ですので、細かい手続きなどはすべて葬儀社に任せてしまいましょう。ここで自分で準備しなくてはならないものは印鑑、遺影写真、病院から受け取った死亡診断書くらいです。
葬儀社の担当者と打ち合わせを行います。葬儀に出席する人数などにより葬儀会場の大きさなどが決まります。最近はパックプランがありますので、そのプランにオプションを加えるなどして葬儀の内容を具体的に決めていきます。ここで決めた内容に基づいて見積書を必ず発行してもらいましょう。
葬儀社への支払いは通常後払いですが、僧侶へのお布施や葬儀場使用料などは当日支払いとなりますので現金の準備も必要です。
葬儀日程が決まったら、近親者への電話連絡、新聞の地方版への掲載などで告知します。

D納棺

納棺とは、故人をお棺に納める儀式です。仏式では故人に白装束を身につけさせます。化粧なども施してもらえます。遺族親族が集まったところで行われ、故人をお棺へと納めます。
葬儀社がすべて仕切ってくれるので、任せておけば心配ありません。
この段階で、事前に打ち合わせした内容以外のこと(見積もりに入っていないこと)をオプションとして提案されることもありますので注意してください。見積もりの範囲内だと思っていたら後から追加請求されて驚いたということもあります。必ず見積もりの範囲内なのかどうかの確認を行ってください。

E通夜

通夜は一般的に午後6時ごろに行われます。最近は自宅ではなく葬儀場で行う場合が多くなっています。
一般的な流れとしては午後3時ごろに納棺、午後4時過ぎに葬儀場に到着し通夜の準備が始まります。
葬儀場に到着したら、祭壇などが注文したものに間違いないかを確認し、ご供花の並べる順番などを指示します。
返礼品などの確認も行っておきます。
葬儀社から通夜式の作法や流れなどの説明や、司会者との打ち合わせがあります。
午後5時ごろになると親族や一般会葬者の方々が集まり始めます。
また、僧侶が到着しますのであいさつをし、お布施を渡します。
午後6時通夜が始まります。通常は30分から50分くらいです。
午後7時、遺族親族やお手伝いをしてくださった方々とお食事の席に移動し、喪主のあいさつ、献杯(けんぱい)を行い食事となります。
午後9時ごろまでに食事を終え、担当者と翌日の精進落とし料理の数やその他の打ち合わせなどを行います。
葬儀場に宿泊可能な場合で、遺族が宿泊する場合はそのまま宿泊し、自宅に帰る場合は葬儀社に後を任せて帰宅します。

F葬儀・告別式

通常は火葬前に葬儀・告別式が執り行われます。地域によっては火葬後ということもあります。
葬儀の1時間前には葬儀場に到着しておきます。
弔辞、弔電の数や順番を確認するなど、担当者と打ち合わせを行います。
葬儀・告別式は会葬者の人数にもよりますが通常は30分から1時間ほどです。
葬儀・告別式の後、引き続いて繰り上げ初七日法要を行う場合が多いです。初七日法要は通常、亡くなった日を1日目として七日後に行うものですが、会葬者の負担を軽減する意味で葬儀・告別式のあとに続けて行うようになりました。
式の中で会葬者に向けて喪主のあいさつを行いますので、事前に準備しておく必要があります。どのように話したらいいのか分からない場合には担当者に相談してください。ひな型の文章がありますので、それを読めば大丈夫です。また、喪主の代わりに遺族親族の中から代表者があいさつする場合もあります。

G火葬

葬儀・告別式が終わるとお花入れなどのあとに出棺となります。
火葬場と同じ敷地の葬儀場の場合は、そのまま徒歩で移動となりますが、場所が異なる場合は霊柩車、マイクロバスなどで火葬場に移動します。
火葬場によって、最後に故人のお顔を見ることが出来る場合や出来ない場合、焼香が出来る場合や出来ない場合、僧侶による読経が出来る場合や出来ない場合など、最後の見送り方は異なります。
東京には民間の火葬場がありますが、ほとんどの場合は公営の火葬場ですので火葬場を選ぶことは出来ず、その火葬場のやり方に従うことになります。
火葬の間は、休憩室で待ちます。火葬が終わると遺骨拾いとなります。係りの人の指示に従って遺骨を骨壷に納めます。

Hその後

火葬のあと葬儀場に戻り、精進落としの料理で食事を行うというのが一般的です。


■葬儀本体の費用
平均額:1,266,593円(1,423,000円)
最高額:5,000,000円(4,500,000円)
最低額:200,000円(200,000円)

■寺院費用
平均額:514,456円(549,000円)
最高額:1,888,016円(2,500,000円)
最低額:10,000円(20,000円)

■飲食接待費用
平均額:454,716円(410,000円)
最高額:4,500,000円(2,626,368円)
最低額:15,000円(20,000円)

注:( )内は前回2007年の第8回調査金額
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−考察−

アンケート調査の結果を見ると最高額と最低額の差が大きすぎる為、平均額はあまり参考にはならないと思われます。

最近の傾向としては密葬(家族葬)が増えたことから前回の2007年調査に比べて葬儀にかける総費用は少なくなっています。

今の時代、葬儀はいくらでも安く行うことが出来るようになっていると思います。一方、安かろう悪かろうにならない為にも、ある程度の適正価格というのを把握しておく必要もあるのではないでしょうか?。

悪徳業者の見極め方として、一般的には高額な費用を請求する業者が想定されますが、一方で業者の利益がまったくないような場合は何らかの無理が生じているわけですから健全な運営を行っていない可能性もあるわけです。

高額な費用を請求する業者のみならず、適正価格を下回るような費用設定をしているところは要注意だと思います。
(ただし、寺院の場合はご遺族の経済状況などによって、低額なお布施で葬儀を受けてくださるケースもあります。これはご住職の人柄や考え方によります。)

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最近は、葬儀費用総額を100万円以下で行う家族葬(密葬)が多くなっています。


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